知り合いの旦那が何歳で死んだんだったかな
という会話に異常に反応する親父
シートベルトのことをサイドブレーキと呼んで、
シートベルトの出ているところが見つけられない親父
少しの傾斜で、足が前に出ない親父
階段で二階にあがるレストランには通えなくなった親父
さっきも小遣いくれたのに忘れて何度でもくれる親父
親父も婆さんも、自分で外出して物を買ってこれないから
お金には意味がないらしい
必要なものを運んでくる外商や行商であり
飯を作って運び
掃除もしてやるんだから
感謝されても仕方ない
よく、同居してない兄弟が、知恵袋で同居の兄弟を悪く言ったり
死別して一人になった親を一人で田舎に住まわせて忘れていて、たまに思い出すみたいなコマーシャルがある
年取って病気して孤独で、どんどんいろんなことができなくなって
不安で、不安を感じるほどの認知力がなくなって
介護しているひとのことを介護離職と馬鹿にしている風潮だけど
労働をお金に換金して、お金でものに交換するから
お金にならないことは意味がないみたいになるけど
時間や労働力をお金に変えられても
命の時間や家族と過ごす時間は、お金では買えない
仕事の変わりをする人はいるけど
あなたの親に寄り添える子供はあなたしかいないと思う
だから私は他人に馬鹿にされても
家族と過ごす残された時間を選ぶ
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