同じ食事でないのが面倒くさい

複数世帯の同居を困難にするものは食事だ
キッチンの奪い合いもある

婆さんの部屋にミニキッチンを付けたのに、自分の部屋で食器を洗わない
洗剤もスポンジもある
何回言ってもだめ
覚えてない
しつこくしつこく居間のキッチンに来て洗いたがる
まだ洗うからいいというのに粘る
だから次洗いたくても洗えなくて待つしかない
ちょっとの量なのにやたら鈍い
洗ってやるよと言うと、そこからのお礼が長い
面倒なので自分で洗わせて待つ
まだ洗うからしなくていいというのにフキンでシンクの中をふく
そしてフキンで床を拭く

自分の部屋のフキンをお盆に載せて持ってきて忘れる
フキンはどこへ行ったかねといって居間にくる
娘であるBBAは無視する

風呂上りのBBAは、旦那の部屋を片付けることを嫌がる
汚れていても

汚れたシーツのまま寝かせて
汚れたまま朝起きてきて
汚れたままずっといることになるよというと
しぶしぶシーツの取り換えに協力した
最近床を汚すので、夕食後親父の部屋の床をセブンイレブンのワイパーで拭いている

昼食も夕食も私が準備している
作った食事にBBAは文句をつけ、ジジイは残す
男は少食だ

婆さんは、少なく盛っているのに、全部食べないで持ってくる
婆さんの部屋に４５０リットルの冷蔵庫を置いているのに
キッチンの４５０リットルの冷蔵庫にラップしないで押し込む
自分が食べないので、人に食えと言う
自分で捨ててくれないから、こちらで捨てるしかない


BBAは朝食の準備が面倒だという
自分は食パンと牛乳でいいのに
婆さんのために、少量の冷凍のごはんを解凍し、私が夜作った味噌汁を温め
昨日の味噌汁がない日はフリーズドライの味噌汁にお湯を注ぐ
さらにおかずを盛り付けるのが面倒だと言う

私だって夜食事を準備したあげく、婆さんの朝のおかずの準備までするのは面倒だ


婆さんは、何度言っても、自分の部屋の冷蔵庫にアルコールウニのビンを入れてくれない
キッチンに持ってくる
婆さん以外だれも食べないのに、共用の冷蔵庫に入れる

私は車の運転をしないが、BBAは運転できる
BBAは昔からスーパーに行くのが嫌いで
子供のころは私がよく買い物を手伝い
いなくなってからは姉が食事をつくり
仕事が忙しくなってからはまかないを食べていた

栄養士の資格を持っているとか
料理自慢をする割に、私が中学生くらいからあまり食事は作らなかったように思う
仕事で忙しかったから、夜は外食をしたり、デパートの総菜を買ってきたり
姉が短大を卒業してから家で働き出してからは
弁当も作ってくれた

BBAは掃除もしないので、親父がよく怒ってサンポールで風呂場の掃除や
トイレの掃除をしていた

BBAはダイソンの２万ちょっとの掃除機を姉にもらったが
ゴミを捨てないで速攻壊した
掃除機のゴミのパックの交換もしない
そして掃除機はかけない

私は大学に通い始めた年から、親とは暮らしていなかった
道路一本はさんで別の棟で暮らすことはあった
自分も大学を出てからは男と暮らしていて、世帯は一緒ではなかった
今のように同じ家で暮らすことはなかった

上下階に分かれているとはいえ、同じ家の中で暮らしているのは１８才以来だ
食事の作り方や掃除の仕方など、BBAのやり方を踏襲していない
本やインターネットで知ったことや実体験によるものがほとんどだ


婆さんだって爺さんが９３才で死ぬまで、２人で暮らしてきた
婆さんに家事のことなんて聞いても無駄
９０代に入ってから、何にもしなくなって何にも覚えてない
たまに思い出す日に、婆さんの昔話を聞く
爺さんの話は、大正何年とか、昭和何年とか細かすぎてしっかりとは覚えてない
今思っても、婆さんと話すことはないが、爺さんのほうがいろいろよく知っていた
爺さんは何でも自分で管理していて、婆さんに何でもさせていたが
爺さんはしょっちゅう婆さんに「おまえはつまらん」と言っていたが
実にそうだと思う
婆さんの家の人はアホが多いかというと、そうでもなかったりする
でも婆さんは健康自慢で頭の方はさっぱりだな


爺さんが死んでから、BBAと叔母さんの家を行ったり来たりして好きに暮らしていたけど
今回リフォームが終わって、ずっと一緒に暮らすことにした
未だに叔母さんの家に行きたがるが
県をまたぐと、デイケアが受けられないため、デイケアの回数を増やして
そのまま家に置いている

婆さんも若いころは個人商店がいそがしく、うちのBBAは姑が育てた
BBAは短大出てから親父と暮らしてきたみたいで
家を出るのが早かった

年齢だけでなく食事が合わないのは、一緒に暮らさなかったからだ

老人の朝は早い
朝の５時に起きて６時に食事したり７時に食事をしたりする
私は朝食は摂らないし、たまに食パンとコーヒーを摂るくらいなので
放っておいてもらっている

BBAもさすがに朝食までは押し付けてこなかったが
ぼやいたところをみると
押し付けられないように気を付けなければならない

良かれと思ってしてやると
毎日してやらなくてはならなくなるのだ