2018年8月13日月曜日

親や曾祖父母を看る遺伝子はない

婆さんの部屋に夕食を持っていくと、ドアに鍵がかかっていた

廊下が暑くなければ、夕食の盆を床に置いて鍵を開けたかもしれない

暑かったので一度居間に戻り、BBAに鍵を開けてくれと言った



BBAは婆さんに大声で注意した

婆さんは鍵をかけたことを覚えておらず
カギはかけていないと毎度言う


婆さんに注意しても、注意したことを覚えていない

デイケアから帰ると、部屋に冷房をいれていても窓を開けてイスに座っている
それで顔色が悪くなっても自覚がない


窓を開けてはいけない理由を
毛糸のカーデガンを着て、腹に毛糸の服を乗せた婆さんに説明した
私が電源コードを持ち去ったこたつ布団のなかに入って座っている婆さんだ

熱中症で、しぬひともいるんだとまで言った
毎度説明しても理解も記憶もしない

ただ、昨日怒ったから、今日は窓を開けていることをカーテンで隠していた
外の音でおかしいと思い、確認したら、クーラーを入れているのに窓を開けていた

もうすぐ98になる婆さんに、熱中症で亡くなった高齢者の話をした


加齢で自然に痴呆になっている高齢者に腹を立ててもしかたがない
理性ではわかっている
注意しても無駄だ
彼らは一日でもほおっておけば、しんでいるだろう



BBAが婆さんに部屋の鍵をかけていることを注意したから

食事をつくり持って行った私に、「鍵をかけていないんだけどねぇ」
と、言い訳をされた

婆さんは、せっせと寝支度をすると、ついでに部屋の鍵をかける習性がある
カギはかけても覚えていない
だから、勝手に鍵をあけて入っても気がつかないのだ

婆さんにいいわけされると
頭にきて、鍵がかかっていた話題を大声でしてしまう
そうすると、私の血圧が上がってしまうのだ


今日は、ハヤシライスをIHヒーターで煮ながら梨をむいて
暑い廊下を通って婆さんの部屋にいって入れず
あまり冷房の効いていない婆さんの部屋で怒鳴り

居間に戻り食事をすると
BBAが自分の母である婆さんの話題をしたので
またかっかしながら、婆さんの話題をしながら食事をすると
右回りにめまいがしだした

気にしないようにして、食事を続けようと思ったけど
あおむけにソファーにねると、ひどく回転しだした
起き上がっている方がましだった

休憩して、残りを食べてから自室に戻って冷やし枕で冷やした

早いけど8時過ぎに寝た
2時間ほど寝るとすっきりして、目が覚めた

またすぐに寝てもよかったけど、ちょっと起きた
めまいは収まったみたいだ

めまいがしだしたときにも
BBAに言ったけど

高齢の婆さんに注意しても、もう治らないから
カギをあけてくれるだけでいいんで、注意はしないでくれと
注意すると
私が、婆さんに鍵を閉めていないと絡まれて
私の血圧があがると


まぁ、軽度の認知入っているひとをまともに相手して
血圧あげても本当に無駄だわ

そもそも、婆さんの存在が、孫の血圧をあげてころしかけるなんて
動物としては考えられないわな

よく、親を看る本能はないというけど
私は、親父もBBAも婆さんも3人看ている状態だし

看ているといっても
親父の便失禁とか、紙パンツのパットの交換とかはBBAがしているけど

親父を週一風呂のデイケアに通わせて
その間、親父と行けない階段のある店や
駐車場が建物から遠くて、バリアフリーじゃない店とかに
BBAを連れて行っている

風呂のデイケア中に、親父が帰りたいとBBAに電話してきて
BBAは親父に甘いから
気にしだしたけど
私が、癖になって味を占めるから駄目だと
そのまま施設に電話させて、定時に送迎してもらった




介護認定のときに
一番に食事をして、まだ家族が食事をしているのに邪魔をしたりしませんかと聞かれて
食べるのが一番遅くて、おわるのを待っているのでそれはないですと答えたけど

料理のオーダーのときに、親父のメニューを一番に言わないと怒りだしたり
店によっては、コーラを頼まないと怒りだしたり
人の分なんかお構いなしに、お菓子を全部食べてしまったりはする

週1回親父を外食に連れていくのだが
お盆で混んでるだろうから、表通りでない焼き肉屋に行った

親父は普段そんなことはしないのに
肉が焼けるのが待てなかったのか
石焼ビビンバについているわかめスープに手を伸ばし
左手や、自分のたれ皿にこぼした

BBAは大騒ぎをして、コップの水の氷を箸で取り出して
おしぼりに入れて、親父の手に当てた

しばらくたって、私がジンジャーエールを頼んだところ
BBAがテーブルにこぼしたので台ふきを貸してくれと言った
店員がおしぼりを3本くれて、台ふきは貸してくれなかった

BBAはジンジャーエールの氷をねらいだした
私はきたばかりの、飲み物の氷なんて取り出したくなかったけど
仕方なく男に取り出してもらった

私は、欲しいお菓子とか、男にやめなといわれたとき
私が見ていないときにしてくれといって、棚にもどしてもらうことがよくある
スーパーでついお菓子を買ってしまうひとは、見ていない時に家族に戻してもらうのがおすすめだ


BBAがおしぼりに氷をいれたもので、親父の手を冷やしてやっても
BBAが親父にやけどした手を見せろと言うので
親父が嫌がって左肩が暴れて痛がるので

なにがそんなに痛いのかわからなかったし
そもそも親父にまだ痛覚があったことに驚いた

なにが痛いのかわからなかったけど
男の見立てでは、やけどしているところをおしぼりで
こすられると痛いんじゃないかということだった


おしぼりパフォーマンスを繰り広げられて
食事には全く集中できなかったし
美味しさは70%減というところだった


自分がまえしていた業種だと
例えばやけどしたと言われると
氷を用意したり、声をかけたりして
気遣いを無料でさせられて
それでも悪口をレビューにかかれるような仕事だった


自分が他人のやっている店にいくと
閉店の30分前だからと、居ても店の照明は減らされるし
買っても、集計したあとなのか迷惑そうだったりする


親父が、店内に入るのに時間がかかっているのを店員がみて
呆れているのも見るけど
親父がのろついて、見送る時間がおしいのはわかるので
かるく会釈すると、他の仕事に戻って行った

親父を外に連れていく手間を考えると
弁当とか、親戚くらいだったらもう家に呼んで仕出しほうが楽かもしれない

いつまで外食も連れていけるかなと言う感じである













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