2019年6月23日日曜日

おばあちゃんがグルグル回される

婆さんの病室のフロアが変わって
お見舞いに行くと

婆さんが車いすに乗せられて
廊下を周回していた

婆さんは私たちを見つけると
「あの人たちが来たから、もうええですよ」と言い
「これ取って」と
シートベルト状の拘束具を取って欲しいと言っていたので


お見舞いの間、病室で見ているので
シートベルトはとってくださいとお願いした

入院して翌日も訪ねると
リハビリでもなく、車いすに乗せられて病棟を移動していたが

今日も車いすに乗せられて、意味もなく廊下をグルグル回っていた



それだけなら別にいいのかもしれないが
病室のフロアが変わって
男性が「アーアーアー」と奇声を上げていたし
婆さんの車いすを押している看護士の女性がうんざりしていたようなので

このフロアやばいんじゃねーかと思って
BBAに電話して、病院に電話してもらった

BBAは親父と何かあったのかお疲れだったので
家に置いてきていた


婆さんはカルピスを飲みたいと言っていたので
差し入れると、ぐいぐい飲んでいた

老人でもなじみのあるカロリーのある飲み物なので助かる


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認知症の病棟というわけではなく
退院前の準備の病棟とは言っていたが


男性が奇声を上げていて
それが隣の部屋のように聞こえてくるので
婆さんも気持ちが休まらないだろうと思った


私だって、ここにいたら不安になるし嫌だろうと思った



前のフロアの時は
ナースステーションの前のカウンターに座らせられていて
個室の意味がなかったが
看てくれているということで好意的に考えていた



婆さんは、入院男性の大声のせいもあるかもしれないが
不安になったのか、元気が出てきたのか
私に100円玉を12枚持たせようとしていた


老人は不安になると
小遣いを出してくるようなところがある

婆さんは家に居る時は
お金の存在すら忘れていたのに

お金を渡そうとしてきたので
不安だったのかなぁと思ってしまった


ちょっとくらいお金も持ってないといけないよと言うと
重たいみたいなことを言うので
1000円札に交換してやった

そして、もっとお金を持ってくればよかったと言い
小遣いを与えたがった


(死んだ)爺さんからもらうからいいよと言った
婆さんはもともとお金の管理はしてなくて
爺さんがきちんと管理していた

爺さんは元気にしてるかねぇと言い出したので
元気してるんじゃないの(どこでとは言わず)

話題を変えた





奇声を発している人は来週退院するらしいが
婆さんは車いすに乗せられて
意味もなく、グルグル廊下を走らされて

元々車いすに乗っていないし
車いすに乗せられて不安があるのかもしれないし

また転倒しても困るんだけど
足腰はしっかりしていて歩けるので

元気も出てきているし
連れて帰ってもいいんだけど

BBAが仕事で日帰りする日以降に
連れて帰ろうかとは、家に帰ってから話し合った




見舞いは2日に1回でいいかなと思っていたけど
いつみても、車いすで廊下を押されているので
自分が行かなかったら、婆さんはずっと
車いすでグルグル連れまわされていると思うと
こっちが不安になってきた

世話をしてくれている人の言い分はおそらく
婆さんが部屋にじっとしていてくれないから
仕方なく車いすに乗せて、押してくれてるんだろうけど

部屋移動ばかりするので
持って行った荷物がロッカーにまとめて入れられていて
殺風景な病室になってしまっていて
ベッドからテレビも見られないような配置で
ビデオカードを入れてやっていても減っていないのだった

それで、久しぶりに野球中継をつけてやると
元気も出てきたのか見ていた


テレビカードはなくなったら買いますので
テレビを見せてやってください
いつも観ていて、落ち着きますのでとは言っておいた

自宅では、テレビをつけたまま
ソファーで寝ているので
テレビがあれば退屈はしないで過ごせるのだ

まぁこれだけ元気があれば
連れて帰ってもいいかなと思った




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