2016年4月14日木曜日

自分の子供4人焼死 1人全身やけどの重傷をおわせた男 禁錮4年6月

子ども4人焼死、父親に禁錮刑  パワハラとの因果関係認めず 大分地裁判決

西日本新聞 4月12日(火)12時33分配信 

 大分県杵築市で昨年7月、住宅が全焼し、子ども4人が 死亡した火災で、重過失失火と重過失致死傷の罪に問われた父親の海上自衛隊1等海尉末棟憲一郎被告(41)に大分地裁は11日、禁錮4年6月(求刑禁錮5 年)の判決を言い渡した。海上自衛隊は同日、末棟被告を懲戒免職処分にした。

 今泉裕登裁判長は判決理由で「(広島県江田島市の)単身赴任先に向かうに当たり不安を覚え、かつ妻(当時)が見送りに出てこなかったことに腹を立て、短 絡的かつ衝動的に犯行に及んだ」と指摘。「子4人が焼死するなど被害は極めて重大で痛ましく、消火や救出を考慮しても同種事件の中で(犯罪内容は)最も重い部類」と結論付けた。

 判決によると、末棟被告は昨年7月5日深夜、妻ら8人がいる杵築市八坂の自宅玄関の土間に灯油をまき、ライターで火を付けて2階建てを全焼。当時5~14歳の子ども4人を焼死させたほか、三女(4)に全身やけどの重傷を負わせた。

 末棟被告は当初、現住建造物等放火容疑で県警に逮捕されたが、大分地検は「意図的な放火行為などを立証できるだけの証拠が集まらなかった」として、罰則の軽い両罪で起訴した。

 被告側弁護人は判決後、「控訴するかは被告と話して決めたい」と話した。武居智久海上幕僚長は「再びこのような事案が起きないように、さらに服務教育を徹底する」とのコメントを出した。
「パワハラ」との因果関係認めず
 重過失失火などの罪に問われた父親の海上自衛官末棟憲一郎被告=11日付で懲戒免職=の弁護側は公判で「上官から理不尽な扱いを受け、精神的に不安定 だったことが事件に影響した」と主張。自衛隊でのパワハラが事件の遠因になったと訴えていたが、大分地裁は「原因は精神障害ではない」として退けた。

 公判で弁護側は、2013年3月から15年2月まで勤務した山口県内の職場で「上官から『死ね』『給料泥棒』などと言われ体調を崩した」と主張。同3月 に転勤した後も不安定な状態が続き「症状は良くならなかった」と強調した。動機についても、検察側が主張する「妻に立腹した」ではなく「職場への不安やお びえ」と訴えていた。

 判決は、前任地で上官から理不尽な扱いを受けて適応障害になり、異動後も業務のストレスから精神的に不安定だったと認定。ただ「社会生活に支障はなく、体調は改善し状態も安定していた」と指摘。精神鑑定の結果も踏まえて判断した。

 「パワハラ」について、海上自衛隊第31航空群司令部は「事実を確認中」としている。

=2016/04/12付 西日本新聞朝刊=
西日本新聞社   




禁固刑は刑務作業なし、懲役は刑務作業あり
禁錮刑の場合でも希望すれば刑務作業ができる

精神障害は認められなかったので
精神病院には入れない

自分の子供を殺した男と一緒に刑務作業ができるかというと
他の人の更生によくないと思うので禁錮がいいと思う

4人亡くなっただけでなく、4歳の娘に全身やけどさせたんですね

上官から 『死ね』『給料泥棒』と言われる働きぶりっていかがなもんでしょうね
仕事に行きたくなかっただけなら、辞めるしかないですね
自分で放火したら、火災保険も降りないだろうし
生命保険も支払われないでしょうね



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