2016年10月2日日曜日

生きていくために

だれにでも本当の自分というものはいるだろう
本当の自分が傷ついてしまったら、修復は大変なので
本当の自分は出さずに、役割を演じることはあるだろう

過酷な環境であればあるほど、役割を演じる人間が増えていく
24人にも増えてしまった、ビリーミリガンはそれにあたるだろう

「24人のビリー・ミリガン」は「アルジャーノンに花束を
で有名なダニエル・キイスの作品だ







自分自身を守るために、作った人格が増えすぎて収集がつかなくなった状態
その混乱がみてとれる

混乱のなかで、本当の自分がわからなくなる
どれも自分なのだから、通常は問題はないのだが
ビリーミリガンの場合は生活に支障がでてしまったようだ

精神病は精神病院に行って、病名がつけば病気
投薬治療して、悪化すれば重症化というイメージだが
本当に重症なひと以外では
守ってくれる人格というものは本当にありがたいものだ

増えすぎてしまった場合は、統合して、人格の数を減らし、管理できるようにする
増やしすぎないことが重要だ

生活に支障がでる状態とは、記憶の欠落がある場合
攻撃的で法律を犯し他人に迷惑をかける場合だ

役割を演じることは、精神的な病でもなければ、生きていくうえで必要なことだから
自分自身でない気分がしても、全く問題はない

必要な時に、必要な役割を果たすことは、集団生活で求められることだから
自分自身の欲求や葛藤、欲望をむき出しにするほうが問題行動だ

重症のケースに共感し、精神病の薬を大量に飲んで悪化してしまうケースもあるから
よほど重症でない場合は
休息をとったり、リフレッシュすることをおすすめしたい




0 件のコメント:

コメントを投稿