対等と思っているからこそ、できないことに対して腹が立ち
昔と比べるから、できないことにいら立つのです
親父は歩いているのを見ると
「今行っている」とか「今向かっている」などと言う
おそらく見られると、急がされていると感じ、急いでも体がついていかないので
頑張ってそうしようとしているが、時間がかかるとか
急ごうと思っているが、体が動かないとかそういうことを言っているんだと思う
BBAは、親父ができないことにいら立ち、怒鳴り、怒鳴ってしまったことに疲れ、老けていた
しかし、旅行に向かう道すがら、電話をかけてきたが、楽しそうにしていた
親父は自分自身のことも、できないことが増えていっていて
見守って、食事を与え、声をかけて風呂に入らせるなどしなければ
とても生きていけそうにない
今日はBBAが旅行に行ってしまったのもあって
不安なのか、昨日の夜から朝着る服の心配をし、何度いっても納得せず
朝の6時前から電話をかけてきて、置いている場所を説明した
何度も同じことを聞いてくるのは、不安だからで、
何度も同じことを聞く行為に対して怒っても仕方がなく
同じ答えをしていれば、そのうちインプットされるし、安心できるのだと思う
今日は、「お世話になる」だなんて言ってきて
ボケているわけではなく、過去のことも思い出せるが
しょっちゅう同じ話をする
きっかけがあって、そのキーワードを聞くと同じ話をしてくる
最近は、キッチンにつけた「食洗器」の話をすると
昔の家につけた食洗器が、工務店のひとが排水をつけなかったので一度も使えなかったという話をしてくる
同じ話を聞いても、多少は進展があることもあり
死んだ爺さんも、よく同じ話をしていて、もう死んでしまったから同じ話を聞けなくなるという淋しさも経験している
人間いつまでも生きられないので、元気にして同じ話をしてくれるうちは安心できる
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