2017年2月27日月曜日

家長制度の崩壊と長女・長男問題

昭和くらいまでは、長男の権限がつよかった
親の法事も兄貴がやるものだ
長男にはリーダシップが求められた

それ以下の兄弟たちは、暴れん坊将軍のように
「貧乏旗本の三男坊」といったように、よそに食い扶持を探しに士官しなければならなかった
女性は、交流のある家に嫁入りがあった。これはこれで秩序があり、成り立っていた


戦前は6人兄弟などがあたりまえであったが、戦後はせいぜい3人兄弟くらいまでになった
平成に入るころには一人っ子もめずらしくはなかった

2番目に生まれた子でも男女が違えば、長男長女と呼ばれるため、たとえば、上2人が男の子で下一人が女の子の場合は、長男次男長女となる。女の子が先に産まれた場合は、長女長男次女などとなる。

長男と結婚すると、嫁姑で苦労するというのは日本では定説だが、それに加えて、姉がいる場合は、小姑などとも呼ばれるが大変この上ない

この姉が嫁に行っていても、家にいても問題になる
母親が長男をたてる場合もあるし、長女とのほうが女同士気が合うなどという場合もある。たいてい母親のほうが長生きする。
長男の嫁として、舅姑の世話を血の繋がらない嫁にさせて、相続権だけ主張する人たちもいる。嫁に行くという習慣は残ってはいるものの、男女平等という観念が入ってきているから、苗字が変わっていても、相続権の主張をしてくる。

うちの場合は





男性の側は、姉がおり、嫁に行っているが実家に同居している。婚家に財産がなく、実家の財産を全部とる気まんまんだ。母親と意気投合している。土地柄のせいか、その地区から出てしまう人間には相続権がないようだ。遺留分は認められるだろうが、請求していない。


女性の側は、長女は嫁いでおり、次女は苗字は実家だが自ら縁を切るといって出ていき音信不通。いまのところ住居はわかっているが、親戚がたずねたところ、今後来訪があれば引っ越すとのことらしい。男は母親の紹介で次女と結婚しているが、母親と折り合いが悪く、器物を破損するなど問題行動があった。そして、三女が家に残り、家業と親の世話をしているが、嫁いだ長女(姉)が発言力が強く、結婚したはずなんだがなという思いがある

小梨の姉夫婦が死亡しても、嫁ぎ先に妹たちがいるので、財産はそちらに分配されてしまうだろう。でも、姉は親の形見以上に欲しそうだから、渡してしまうとおそらく戻ってこないだろうという思いもある。婚家の家族と、私自身には血の繋がりがないので、姉夫婦の財産がそちらに行ってしまうのは当然だとしても、さらにうちから相続したものまで持っていかれるのはなぁという思いがしている。これを防ぐための家長制度だったんだなぁと、アラフォーになると気づかされるのである








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