2015年9月20日日曜日

ガンによる痩せ がん性悪液質とは 

抗がん剤も放射線治療も受けない川島なお美 体重30kg台前半に

NEWS ポストセブン 9月18日(金)7時6分配信 

 《皆さん たくさんの励まし 暖かいコメント 心に染み渡りました 本当にありがとうございます(略) あまり周りに心配する人ばかりいてもかえって良くないんですよ 本人が滅入ります》

 9月9日、ブログにファンへの感謝の言葉を綴った川島なお美(54才)。その2日前、夫の鎧塚俊彦氏(49才)と都内のイベントに参加した川島だが、彼女の姿に現場は騒然となった。

「川島さんが報道陣の前に姿を現すのは今年6月の『愛川欽也さんをしのぶ会』以来、3か月ぶりでした。その時に比べてもあまりに激やせしていたもので…。思わず質問が彼女の体調に関することに集中してしまったほどです」(現場にいたスポーツ紙記者)

 振袖の生地で作られたシックなワンピースで登場した川島だったが、頬はこけ、首筋や肩は骨格が露わになり、二の腕は骨と皮に。身長158cmの彼女だが、現在の体重は30kg台前半だという。

「全然大丈夫。元気ですよ」と気丈に振る舞ったが、体調に配慮した主催者により、会見は5分で打ち切られた。これには川島と旧知の仲という小倉智昭(68 才)も『とくダネ!』(フジテレビ系)で「昨年頭に渋谷でバッタリ出会ったけど、その時よりもやせられたんですよね」と神妙な表情で感想を述べた。

 昨年1月、肝内胆管がんが発覚した川島は12時間に及ぶ腹腔鏡手術で胆管を摘出した。幸い、術後に再発や転移は見つかっていないが、「私の血管にはワインが流れている」と豪語するほど好きだったお酒は、一滴も飲めなくなった。

 また、手術で胆嚢を摘出したため消化酵素が分泌されにくくなり、現在の食事は消化の良い発酵玄米や豆乳ヨーグルトを中心に、おかずは全て、ゆっくりと時間をかけて噛んで食べている。

「手術後、川島さんは抗がん剤も放射線治療も一切受けていないんです。今、実践しているのは、免疫力を向上させるための食事療法や、プロテインの摂取、そ して適度な運動だそうです。ただ、あの体を見ると、果たしてそうした療法に効果が出ているのか、心配になってしまう部分もあります…」(川島の知人)

 医学博士の狭間研至氏(医療法人大鵬会千本病院の院長代行)が解説する。

「胆管がんなど消化器系のがんの場合、食べられなくなることが多いんです。うまく栄養素が体内に取りこめず、やせてしまったり、脱水症に近い状態になって 点滴を打たなければいけないケースもある。術後、がん性悪液質といって、体内に栄養素を保持しづらい状態になってしまう患者さんもいます。胆管がんは、本 当に難しい病気なんです」

※女性セブン2015年10月1日号




 がん性悪液質とは 

栄養療法で改善することは 困難な著しい筋肉量の減少が見られ、(脂肪量の減少の有無に関わらず)進行性に機能障害をもたらす複合的な栄養不良の症候群で、病態学的には、栄養摂取量の減少と代謝異常によってもたらされるタンパクおよびエネルギーの喪失状態である

 ガン患者の3割から6割が悪液質になり、死ぬまで、際限なく筋肉がなくなってゆく




 慢性の炎症 「炎症性のサイトカイン」

 炎症とは様々な侵襲に対する生体の局所あるいは全身性の反応である。炎症の病態形成に関与しているサイトカインを炎症性サイトカインと呼ぶ

急性炎症蛋白の産生誘導
急性炎症ではCRPをはじめとする急性炎症蛋白が誘導され、炎症の程度の指標として用いられている。急性炎症蛋白の産生誘導をするサイトカインとしてIL-1,TNF-α、IL-6などが知られている。この3つを、このように炎症に際して産生されることから炎症性サイトカインと呼ばれている。

IL-1,TNF-αは肝細胞に作用しCRPを誘導、IL-6はフィブリノゲン、ハプトグロビンなどを誘導する。


※フィブリノゲンとは 血液凝固因子。肝臓で作られるたんぱく質で、糊状になって血液を固まらせて出血を止める。(コトバンクより)

ハプトグロビンとは血清蛋白の一種。 Hpと略記する。蛋白質構造上の違いにより,3種の多型性変異を示す。ヘモグロビンと結びつく能力をもち,古くなってこわれた赤血球から血清中に放出されるヘモグロビンを回収する機能を果すと考えられている。(コトバンクより)





 肝内胆管がん(一般財団法人 国際医学情報センター(2012年05月更新)


  • 肝外胆管がんとは肝臓の外側にある胆管の一部に悪性(がん)細胞が形成される稀な病気です。
  • 大腸炎やある種の肝疾患の存在は肝外胆管がんの発生リスクが増大します。
  • 肝外胆管がんを疑う徴候としては黄疸や疼痛があります。
  • 肝外胆管がんを発見、診断するために、胆管、肝臓を調べる検査が行われます。
  • 諸条件により予後(治癒の可能性)や治療法の選択が変わります。




  • 肝外胆管がんと診断されたあと、がん細胞が胆管内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で諸検査を行います。
  • がんが体内に拡がる方法は3通りあります。
  • 肝外胆管がんに対して以下の病期が用いられます。
    • 0期(上皮内がん)
    • I期
    • II期
    • III期
    • IV期
  • 肝外胆管がんはがんがどのように治療されるかによっても分類されることがあります。2種類の治療群があります:
    • 限局性(および切除可能)
    • 切除不能、再発および転移


     







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