2016年12月26日月曜日

リセットできない人生のメリット

コロンビア和平合意・歓迎と反発 二分される国民の声  NHKワールドウォッチング(外部リンク)


12月25日のNHK番組和平で元ゲリラ兵を恩赦するのは反対だという人、次の犯罪組織に流入するのを防ぐために許して社会で受け入れていくという人が取り上げられていました。このゲリラ組織は、村を襲い、村人殺し、ナタで細かく八つ裂きにしたり、レイプしたり、娘をさらってゲリラ兵にして戦わせて、一生涯治らないようなケガをさせたり、妊娠させたりするとのことでした。政府運営の宿泊施設や、コロンビア社会で就職できないから、麻薬組織にかかわっていくものもいるとのことです。
また12月26日のニュースでは、対人地雷を埋めた。とのことでした。
ある男性が参加した際は、自由や平等を求める活動をするとのことでしたが、村を襲って、人員を確保したり、誘拐して身代金を要求したりしたようです。娘の人生を台無しにされた母も、その部隊にいた男性が許しをこいに謝罪に訪れた際、司令官は許せないが、直接手を出していないという男性のことは許すと言いました。TVカメラがまわっていたからかもしれません。


社会に対する不満はだれにでもあるかもしれませんが、衣食住に恵まれていれば満足できるひとがほとんどで、暴力的な行為や、支配的な欲求は本能的にはあるのかもしれません。でも、内乱で自国に地雷を埋めるだなんて行為はありえませんし、村人を傷つけていい理由なんてありません。自分の快楽や自由のために、他人や国土を傷つけていいわけがない

平和を築くためには、出生したら戸籍を作る、小学生中学生程度の義務教育や、就職のさいの履歴書、社会福祉や社会保障、国を美しく保つための公共事業などは大変有効だと思います。
ゲームはリセットできるけど、人生はリセットできないから、犯罪歴を作りたくない、刑務所に入りたくない。消極的な理由でも、暴力や支配的な本能を抑えることは可能だと思います。
傷つけられてなお許すという人々の顔は、それだけ傷つけられても許すことができるのかという驚きでした。あきらめでしょうか。消去法かもしれない。一度人生を踏み外して、人を殺したことがある人達をどうやって受け入れていけばいいのでしょうか。一つのところに集めてしまえば、またよからぬことを企てる人もいるかもしれない。外国人が道路整備をしてもしょうがない。手助けは必要かもしれない。傷ついた大地から地雷を取り除くのは、埋めた人たちがやるべきでしょう。だから公共事業として、政府が雇って地雷撤去してもらったらいいと思います。そのあとは舗装されていない道路を舗装したらいいのではないでしょうか。





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